アイデア画を事前に描いたものの、
かなり迷走っぷりが見られる。
なんというか、青年漫画の変顔ヤンキーとか
R25に出てきそうなリアル似顔絵系とか、
下手な劇画調マンガのおじさんみたいになってしまう。
いや、嫌いではないんだけどね・・。
はじめからギャグとしてならまだいいんだけど、
真面目に描こうとすればするほど
ギャグっぽくなってしまうので、
心が病んで吐き気すら催すほどとなってしまった。
もちろんそれは自分の画力不足なのが原因であり、
練習する必要があるのだが、
とりあえず今回はこのままでは進まないので、
代替案を考えなければならなかった。
まずはリアル人間ぽくなりがちなニホンザル、
オランウータン、ゴリラ系は諦めて、
キツネザルやマーモセットなどの四足動物に近い系や、
イエティや宇宙人などファンタジー系メインにした。
そんな感じで完成した2016年カレンダー。
1月~2月「カピバラ温泉とサルたち」
3月~4月「都会派キツネザル」
5月~6月「コスモンキー」
7月~8月「オマキザル牧師」
9月~10月「悪魔アイアイ」
11月~12月「イエティサンタ」
なんとか今回も完成させられて良かった。
一部のサルが完全にお手上げだったのが
かなり悔しかったなぁ。
この作品以降、人間を描くということを
よく考えるようになった。
人間恐怖といっても人間が嫌いというわけではなく、
魅力的に描けたらいいなと思う反面、
理想通りに描けなくて嫌気がさして逃げてしまう。
どうすればできるようになるか色々考えていて、
中途半端な下手さゆえに嫌になるなら、
人体を破綻なく描けるように練習しようとか、
好きこそものの上手なれを利用して、
人間を好きになろうとしてみるとか、
リアルの人間がどうしてもわだかまりがあるなら、
ゲームや漫画の登場人物でお気に入りを探してみようとか、
そういうところからゆっくり慣らしていこうとしているところである。
まぁともかく、人類というテーマは
今後も大きな課題となりそうだな。